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新規事業の企画書7つのポイント!すぐに使えるテンプレートもご紹介

新規事業の企画書に関する7つのポイントと無料テンプレート

新しい企画を考えたときには企画書を作成して多くの人に企画内容やその企画の魅力を伝えます。どんなに優れた企画を思いついても、最適なスタイルで企画書が作成できなければ、その企画を多くの人に伝えることはできないでしょう。どうすれば読む人に伝わりやすい企画書が書けるのでしょうか?

この記事では企画書の目的、優れた企画書の書き方のポイント、すぐに使えるテンプレートを紹介いたします。これから企画書を作成しようと考えているのであれば、ぜひ参考にしてください。

 

新規事業の企画書とは

企画書とは自分のアイデアを実行に移すための計画を記載した書類のことで、事業だけでなくイベントの開催時などさまざまなタイミングで提出が求められます。

その中でも新規事業の企画書は、文字通り新しい事業の内容を具体的に計画したもののことで、作成された企画書を読めば、その企画内容が理解できる仕上がりでなくてはいけません。

また企画書と似た言葉に「提案書」があります。この2つの違いは、提案書は企画の骨組み・動機付け・道筋などを記載するものであるのに対し、企画書は提案書よりもより具体的に実務レベルの内容まで記載するということです。

提案書と企画書の両方の提出が必要な場合には、提案書が通ってから企画書を作成するパターンが多いでしょう。企業によっては企画の選定時に提案書の提出を求められない場合もありますが、企画書は提案書をより詳細に説明したものだと覚えておいてください。

この記事では企画書についての書き方のポイントなどの理解を深めていきましょう。

企画書の書き方についてはこちらの記事もあわせてご参考ください。

企画書の書き方と4つのポイント
企画書の書き方4つのポイントとすぐに使えるテンプレート

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企画書を作成する目的

企画を円滑に進めるためには企画の意図・目標を企画に携わる関係者となる多くの社員で統一しなくてはならず、企画の内容によっては社外の方との連携も必要です。

このように多くの関係者の共通理解を作るためには、企画の内容を口頭で指示をするということは難しくなりますので、企画書の存在が欠かせません。

また良い企画書が機能すれば、企画担当者と意思決定層が同じ視点に立つことができ、企画の説明だけでなく企画を実行する関係者の情熱も共有できるようになります。企画の意図をしっかりと理解できる関係者が多いほど、その企画が目標を見失うことはないでしょう。

つまり企画書は企画を円滑に進めるためにあるということです。

 

新規事業の企画書7つのポイント

新規事業の企画書に関する7つのポイントと無料テンプレート

新規事業の企画書を作成するためには、企画書の書き方のポイントを理解する必要があります。このポイントさえ理解してしまえば、さまざまな種類の企画書にも応用が可能でなため、どのような企画の企画書でも簡単に作成できるようになるでしょう。

ここからは新規事業の企画書を作成するために覚えておくべきポイントを紹介します。

 

新規事業を行う理由を詰める

新規事業を行うには何らかの理由・背景があるはずです。

企画書を利用して「なぜこのタイミングで、計画した新規事業を始める必要があるのか」を説明します。その理由には社会の流れ・業界の動向などの外部要因と、自社が持つ専門性などの内部要因の両方を伝えると良いでしょう。

外部要因の代表的なものは経済・法律・業界・技術動向・競合企業の動向・顧客の動向などで「顧客が求めているサービスをスタートしたい」「自社製品の業界全体の方向性に合わせる」「競合企業が大幅値下げを実現した」などが含まれます。

それに対して内部要因は商品・サービス・技術力・人材などが考えられ「自社で新技術が開発されたから」「自社の売上が下がっているから」「今ある商品よりも優れた商品が開発されたから」などがあります。

外部要因と内部要因2つの情報を考慮した企画でなければ、多くの人の賛同を得ることはできません。「自分たちがなぜこの新しい企画を実行するのか」その理由を明らかにしましょう。

 

課題を明確に定義する

基本的に多くの企業では、何らかの課題を解決するために新しい企画を開始します。その課題の例は「競合他社の集客を超えたい」「自社の技術が反映されていない」「売上が伸びない」などです。

また、顧客が抱えている課題のために新しい企画が生まれることもあるでしょう。なんの課題を解決するために企画を提案するのか?その課題自体と企画が課題にどのような影響を与えるのかを説明しましょう。課題はすでにあらわになっている顕在的なものだけでなく、今後明確化されていくであろう潜在的な課題も見据えると良いです。

企画によって改善される見込みのある課題を多くの関係者で理解することにより、企画の役割が分かりやすくなります。企画の役割が見えれば、その企画が組織や顧客にとって需要のあるものだと企画書を読む相手に伝えられるでしょう。

 

目標を設定する

新しい企画が何を目指して実行されるのかを分かりやすく説明します。

目標が定まっていない企画は方向性も定まらずに進んでしまい、望んだ方向ではなく意図しない結果に結びついてしまう恐れがあるためです。企画の関係者がゴールを知らない状態で企画が成功することは非常に困難になってしまいます。

簡単に言えば「この企画によって何をするのか」「何を目指すのか」「この企画のゴール」を伝えるということなのですが、企画の目標が設定されていないことは思っている以上に多いです。また目標とするものは売上・集客数など数値化できるものの方が良いでしょう。抽象的な目標を定めてしまうと、目標が見えにくくなってしまいます。

誰もが分かりやすい企画の目標を設定し、関係者全員が見るゴールを始めから形にしておきましょう。

 

最適なアプローチを提案する

ここまでに説明した企画を開始する際の課題と、企画の目標に対してどのようなアプローチを実行していくかが企画の成功を左右します。適切なアプローチと解決策が提案できなくては、企画が成功することは困難だと言えるでしょう。

具体的には「何を誰に提供するのか」「価格に見合った価値があるのか」などを意識しながらアプローチを定めていきましょう。このアプローチを誤ると、見当違いのサービスや商品を作り出してしまうこともあるのです。アプローチは商品やサービスのコンセプトだけでなく、パッケージや商品のイメージなどのより具体的な内容を用意して伝える方法を選ぶのもお勧めです。企画段階で詳細な部分まで話が詰められていると、企画書を読む側に企画の内容がより伝わりやすいだけでなく、企画が実行後の流れもスムーズに進められます。

また、この際に定められた計画はあくまで企画段階に考えられたものだと理解しておく必要もあります。企画を進めるうちに改善点や新しい提案をもらい、何度も見直し試行錯誤を繰り返しながら最適なアプローチが形になっていくのです。

企画書作成時のアプローチが完成形でなくてはいけないわけではありません。企画書作成時に考えられる最良のアプローチを記載しましょう。

 

実行プロセスを伝える

新しい事業を始めるにあたり、企画がどのようなプロセスをたどっていく必要があるのかを説明しながら、その企画の全体像を理解してもらいます。「どうやってそのサービスや商品を顧客に提案・提供していくのか」ということです。

具体的には、商品が最適な方法で販売される販売経路を見定めれば、商品やサービスがすでに存在しているような既存商品だとしても、新しい販路を開ける可能性があります。その逆に、他社が販売していないような優れた新商品を開発し販売できても、実行プロセスの選定を間違えてしまうと商品が市場に浸透しない・流通しない恐れもあるでしょう。実行プロセスは商品開発と同様に、非常に大切なことなのです。

また実行プロセスを説明する際には、現段階で企画はただの未着手の企画ではなく、すでにプロジェクトとして始動しており、実現する可能性が高いことを示すのもポイントです。企画書を読む側からすればすでに始動しているプロジェクトは、現実味のある企画だという印象を受けるでしょう。

 

リスク分析を行う

どのような企画でも、多かれ少なかれ何らかのリスクが存在しています。

その企画を実現または失敗したことで発生し得るリスクな何か?を事前に理解してもらいましょう。そして、そのリスクをリカバリーする方法も初めから用意しておきます。残念ながら、リカバリーが不可能なリスクが存在する企画はチャレンジしないという判断も必要です。

企画に対するリスクと、そのリスクに対する対処が想定されていることで、関係者や決裁者からの信用を得やすくなるでしょう。リスク分析が行われずにリスクが予想もされていない企画は、決裁者から見て不安要素が拭えず、前向きに企画を進めることが困難になってしまう恐れがあるでしょう。

 

損益計画を作る

損益計画とは、企画が実行されて3〜5年後に予想される損益計画書のことです。

もちろん企画の始動前に正確な損益計画書は作成できませんので、期待値や概算値となりますが、損益計画があるかないかで決裁者が受ける企画自体に対する信頼度が大きく変わるでしょう。具体的には、売上高や売上原価から営業利益や営業外損益を予測し、キャッシュ・フローを検討します。

作成のためには商品・サービスの単価や販売量を見据える必要がありますので、過去の新商品の価格などを参考にすると良いでしょう。商品・サービスの販売量はその市場規模と販売シェアから算出していきます。企画を指導するにあたり固定費などに変動があるのなら、その部分も損益計画に盛り込まなくてはいけません。自分自身では算出が困難であると感じるのなら、過去の企画書の損益計画を参照するか上司や先輩に相談してみるのも良いでしょう。

企画書のポイントや構成についてはこちらの記事もあわせてご参考ください。

企画書の構成に必要な6つの要素と書き方
企画書の構成6つの要素と書き方を解説!簡単に使えるテンプレートも

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新規事業の企画書テンプレート

新規事業の企画書を作成するポイントをお伝えいたしましたが、ここからは企画書のテンプレートを紹介します。多くの企画書に利用しやすい書式ですので、すぐに活用できるでしょう。

【企画書のタイトル】
企画の標題となります。企画の内容が分かりやすいよう「企画書」などの抽象的な題名は避けましょう。
また長すぎるタイトルも良くありませんので、簡潔に企画の内容を伝えられるようにしてください。あまりに分かりにくいタイトルをつけると、企画書全体の仕上がりが疑われてしまいます。

【課題設定】
現段階で組織または顧客が抱えている課題などを記載した上で、企画によってその課題がどのように解決されるかを伝えましょう。
課題設定により、今回の企画に至った背景が明確になります。

【企画内容】
企画の内容を記載します。独自性や優位性も伝えられるような文章にしましょう。
可能な限り文章は簡潔に分かりやすく説明できるよう心掛けてください。

【企画の目標】
企画の目標を明確に決めておきます。可能であれば抽象的な表現を避け、数字を利用した明確な目標が立てられるようにします。

【アプローチ】
企画を実現させるための手段を記載します。その商品・サービスに最適なアプローチを考える必要があり、企画が実行された後も何度も内容を精査しながら試行錯誤していくものです。

【スケジュール】
企画のスケジュールやプロセスを記入します。具体的な所要日数なども記載できると良いでしょう。

【リスク】
企画を実施する・企画が失敗したときに起こり得るリスクと、そのリスクへのリカバリー案を説明します。

【収支予算】
企画に必要な費用・予定されている収益などの収支をまとめます。必要であれば損益計算も行いましょう。

 

テキストで説明する企画書のテンプレートは上記のようにシンプルなものになりますが、企画書が分かりにくい仕上がりでは優れた企画の魅力を伝えることもできません。可能であれば見やすいデザインのテンプレートを活用し、誰もが短時間で企画を理解できるようにする工夫が必要でしょう。

 

情報共有ツール「flouu(フロー)」ではシンプルでいて分かりやすいデザインの企画書テンプレートが用意されています。「flouu(フロー)」を導入すれば作成したテンプレートの管理・整理もしやすくなりますので、書類の管理もスムーズに進められるようになります。

 

まとめ

企画書を作成するときに理解しておくべき企画書作成のためのポイントを、具体的に説明いたしました。

企画書は誰もが簡単に企画の内容を理解でき、伝わりやすいものでなくてはいけません。優れたテンプレートを活用し、企画をアピールできるようにしましょう。

 

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