文書・文章作成

企画書の書き方4つのポイントとすぐに使えるテンプレート

企画書の書き方と4つのポイント

企画書は簡単に言えば企画の内容を伝えるために作成する書類です。

しかし実際には企画の中身を伝えるだけでは内容が不足しているということをご存知でしょうか?

どんなに優れた企画だとしても、その企画書が読む側にとって内容が不足したものであると感じられてしまうと、企画自体の魅力を周知できずに企画が進められなくなる恐れもあるのです。

この記事では、企画書を書くために知っておくべきポイントとともに、すぐに利用可能なテンプレートを紹介しましょう。

魅力的な企画書で企画や自分の能力をアピールしたいと考えているのなら、ぜひ参考にして下さい。

 

企画書の書き方とは

企画書は書き方に明確なルールはありません。しかし、読む相手に分かりやすい文章を心がける必要があるでしょう。

ここからは企画書を作成する前に理解しておくべき企画書の書き方を説明します。

 

目的

まず理解しておかなくてはいけないこととして、企画書を作成すること自体は目的ではなく、企画書を読む相手が上記の内容を理解することが目的であることを忘れてはいけません。

企画書は企画書を読む相手にその企画の内容・特徴・必要性・有益性などだけでなく、具体的な企画のフローや予算など金銭的な部分について伝えるために作成するものです。企画書は企画の成功を左右する非常に重要なツールであり、素晴らしい企画も、企画書次第では実行に移されずに終わってしまう恐れがあるのです。

また、企画書で問われるのはビジネスマンに欠かせない「提案力」であると言えます。つまり、優れ企画書が作成できる人材は高い評価が得られるということです。

企画書の目的をよく理解した上で、その目的を達成するために企画書を作成するということを覚えておきましょう。

 

提案書との違い

企画書と似たものとして提案書と呼ばれる書類があり、この2つを混合させてしまっている人もいるようです。しかし、この2つの書類にはそれぞれ違った役割があります。

まず企画書に記載されるのは企画を実施するときの実施計画や収支計画など具体的なもので、企画書を読んで必要な予算や期間などが理解できなくてはいけません。

しかし提案書に記載されるのは企画書ほど具体的なものではなく、企画書の前段階と言えるアイデアのようなものです。つまり、提案書に書かれた内容をより詳細にしたものが計画書であるということになります。

提案書・企画書2つの違いをよく理解し、細かすぎる提案書やアバウトすぎる企画書を作成しないようにしてください。

ただし、会社によっては提案書=企画書という位置付けで運用している場合もありますので、過去の提案書や企画書を確認した上で判断した方が良いでしょう。

 

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基本構成

企画書は作成するためのルールはないと説明しましたが、基本的な項目を記載しなくては読む相手に企画書の内容が分かりにくくなってしまいます。

そのため、その基本構成さえ理解してしまえば、さまざまな種類の企画書がスムーズに作成できるようになるでしょう。ここでは企画書の基本的な構成について説明します。

 

現状分析

基本的に、どのような場合でも企画は何らかの課題を解決するため、今よりもステップアップする方法として計画されます。

そのためには企画書を読む相手に現状の会社には「この企画が必要である」ことを周知する必要があるのです。

現状分析は、下記のような内部と外部の環境の現状分析を両方行うことでより具体的になりますので、参考にしてください。

【内部環境の現状分析の例】
・売り上げの低下
・新しい技術の開発
・ターゲット層の見直し

【外部環境の現状分析の例】
・競合他社の新商品発売
・競合他社の値下げ
・業界の動向

現状分析を実施して浮き彫りになった課題が、新しい企画によって改善されることをアピールできれば、その企画が会社に必要なものであることが伝えられるでしょう。

 

企画目的

企画を実行する目的を明らかにします。目的がはっきりしていない企画は、ゴールが見えない状態であると言えますので、企画の必要性を伝えられないだけでなく進むべき方向性も見えません。

具体的には、企画を実行することで現状がどう変わり改善されるのかを記載すると良いでしょう。

目的が明確であれば、目的を達成するための多くの案が複数の社員から集いやすくなり、企画段階で企画の内容を精査することも可能になります。

企画の目的は企画書の中でも非常に重要な部分ですので、特に力を入れて多くの人を納得させられるような文章を考えてください。

 

企画詳細

企画詳細は、企画の内容を細かく説明する部分になります。企画の詳細を多くの人に伝えやすくするためには「誰に」「何を」「どのように」提供するのか?を意識した説明を心掛けましょう。

この3点を把握できると、企画で取り扱う商品・サービスへの理解が深まりやすくなります。

【誰に】
企画のターゲット層を明確にしておきます。
今までの商品と同じターゲット層であれば細かな分析は不要かもしれませんが、新しい層をターゲットにするのなら、そのターゲット層に最適なアプローチ方法も分析しておく必要があります。ターゲット層は「女性」のように広すぎる設定ではなく「20代女性」「20代独身女性」など狭い範囲が設定できると良いでしょう。

【何を】
商品やサービスそのものの特徴と魅力を分かりやすく説明します。
他の商品との違いなども明確にできれば、商品・サービスの差別化がしやすくなります。
説明に多くの文章や図・写真が必要であれば、添付資料などで対応すると良いでしょう。

【どのように】
商品・サービスをどのように提供するのかを具体的にします。
取り扱う商品やサービス自体は目新しいものでなくても、販路などのアプローチを変更する企画提案もあるでしょう。
その逆に、優れた新商品やサービスであっても「どのように」が明確になっていないと、企画としては未完成であると言えます。
その商品・サービスの魅力を引き出す販路や宣伝方法を、しっかり計画しておく必要があるということです。

 

実行計画

企画を実行するまでの期間・計画の実行予定期限、それまでに必要なフローを分かりやすく説明します。
実際にどのようなプロセスで企画を実施していくのかが企画書を読む相手に伝われば、すでに企画がスタートしているものであると感じられるでしょう。

企画の進行が遅れないようにするためにも、企画の開始期間や準備に必要な期間を始めから設定しておくのは大切なことなのです。

他の企画と比べ、後回しにされないように明確な期限を設定すると良いでしょう。

 

収支予測

企画を実施するために必要な費用と企画実施後の収支計画を作成します。

これまでの経験から商品・サービスの単価を仮定し、売上を概算で計算しましょう。

もちろん正確な数値での計算はできませんが、予算が明確でない企画書は現実味がなく、リスクを想定することもできません。

たとえ企画に多くのコストが必要だとしても具体的な収支予測があり、その予測が信憑性の高いものであれば、コスト面の問題で企画が嫌煙される可能性を低くできます。

 

企画書の書き方4つのポイント

企画書の書き方と4つのポイント

企画書を作成するための基本的な方法を説明しましたが、企画書はより分かりやすいものでなくてはいけません。

どのポイントも一度覚えてしまえば実行が難しいものではありませんので、伝わりやすい企画書を作成するためのポイントを理解しておきましょう。

このポイントを守って企画書を作成すれば、読みやすく伝わりやすい企画書が作成できるようになります。

 

目的をできる限り明確に

企画書には目的を記載する必要があることはお伝えしましたが、この目的は企画書を誰が読んでも簡単に理解できるような書き方で明確に表現しなくてはいけません。

企画書に記載された目的は企画が開始されても、企画書を読めば目的を確認できるような企画全体の指針となるのです。

また企画の目的をしっかりと伝えたいという熱意から、企画の目的が長文になってしまうと、企画書を読む側にとっては目的自体が見えにくいと感じられてしまう恐れがあります。

企画書では、企画に対する明確かつ簡潔な目的を記載できるような工夫が必要でしょう。

 

誰のどんな課題への企画かを特定する

企画書に記載する企画のターゲットとターゲットが抱える課題ははっきりとしたものでなくてはいけません。そして、可能な限り狭いターゲット層を設けましょう。

なぜなら、あまりにターゲット層が広すぎると企画の方向性がぶれやすくなってしまうためです。

はっきりとしたターゲットにフォーカスすれば、企画を進めるべき方向が定まり、企画が実行された後も判断を誤ることがなくなります。

「指定したターゲット層が抱えるこの課題にアプローチするための企画」ということが企画書に記載されていれば、企画自体の目的もより具体的になります。

 

すでに実行計画をはじめておく

一般的に企業には多くの企画が存在していますが、その企画の中で実行されるものはごく一部であると言えるでしょう。

そのため、机上の空論のままだと感じられる企画は実現されにくくなってしまいます。

すでに企画の開始に向けて走り始めているという事実を踏まえれば企画書を読む側に「この企画はもうスタートしている」という印象を与えられ、企画が現実味を持って受け入れてもらいやすくなります。

企画にとっての印象は非常に大切なものなので、自分の企画書を用いて企画の実現が叶うように多くの工夫を凝らしましょう。

 

収支予測にリアリティを持たせる

企画のイメージを良くするために、リアリティのないような収支予測を立ててしまう・収支計画を軽んじて非常にアバウトな収支予測を立ててしまうことは良くありません。

根拠のない数値を用いて計算された収支予測は、企画全体の信憑性を薄めてしまうでしょう。

企画書の作成に慣れていない方の中には、収支予測を苦手と感じる方も多いかもしれませんが、収支予測ができなくては自分の提案力を上げることも難しくなりますので、企画段階で具体的な収支予測を立てるという習慣をつけてください。

企画段階で収支予測を考える習慣が身に付けば、常にコスト・収支を考えた提案ができるようになるでしょう。

 

企画書作成に使えるテンプレート

ここからは具体的に活用しやすい企画書のテンプレートを紹介します。

どのような企画書でも応用しやすい基本的なテンプレートですので、ぜひ自分の企画書にアレンジしてみてください。

企画書のテンプレート

宛名 :〇〇課長
提出日:〇〇年〇〇月〇〇日(○)
作成者:〇〇課〇〇

【タイトル】
企画の内容が一目で理解できる簡潔なタイトルを考えてください。

【目的】
企画の目的・企画を実行することで得られる効果や改善できる点を記載します。
数の目的がある場合は箇条書きにすると良いでしょう。

【現状分析】
外部・内部環境の現状分析をして企画で改善できる課題を説明します。
複数の課題がある場合は箇条書きにすると良いでしょう。

【詳細】
企画で取り扱う商品・サービス、企画のアプローチ方法などを分かりやすく簡潔に説明しましょう。
商品などの細かな説明をするためには、添付資料を使用すると良いです。

【実行計画】
企画を実行するために必要な期間と企画をスタートする時期を明確に記載します。

【収支計画】
企画に必要なコストと企画が開始されてから期待できる収支の計画を計算します。

こちらでは企画書のテンプレートをテキストで紹介致しましたが、企画書は枠などを設けてみやすいデザインを心がけて下さい。

 

インターネットでは企画書のテンプレートがさまざまなファル形式で手に入りますが、多くのビジネスマンの人気を集めている情報共有ツール「flouu(フロー)」では企画書の優れたテンプレートが用意されています。

テンプレートの利用以外にも、作成したファイルの管理・整理も行いやすくなっていますので、今後データが膨大な量になったときでも管理に困ることがないでしょう。

flouu(フロー)では企画書だけでなく、報告書や提案書などその他の書類のテンプレートの用意もされているため、flouu(フロー)を導入して業務全体の効率を上げるというのもお勧めです。

 

まとめ

企画書の書き方の基本とポイントや、すぐに活用できるテンプレートを紹介いたしました。

企画書の作成は慣れるまでは多くの時間がかかってしまうかもしれませんが、基本のルールやコツがわかれば、効率良く企画書を作成できるようになるでしょう。

 

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